なぜ、素材サイトの運営をはじめたのか?
絵を描くことが好きだからです。
本職はエンジニアで、日々やっている仕事は、設計を考え、仕組みを作り、動かし、直すことです。絵とは、まったく違う世界に見えるかもしれません。
それでも、「何かを作る」「形にする」「使われることを想像する」という点では、根っこは同じだと思っています。
イラストレーターとして食べていく実力はありません。
商業的に求められる表現も、正直できません。
だからこそ、無理にその土俵に立つのではなく、自分ができる形で表現する道を選びました。
素材サイトが今の形になるまで
この素材サイトは、最初から今の形を想定して作ったものではありません。
少しずつ試し、違和感を直しながら、結果として現在の形に近づいてきました。
2025年8月|素材サイトを作り始める
最初は、本当にシンプルな素材サイトでした。描いたイラストを並べて、ダウンロードできるだけの場所です。
- 自分の絵を、どこかにまとめて置きたかった
- 無料で使える形にしたかった
- まずは続けられるか試したかった
この時点では、「組み合わせ」や「投稿」といった構想はありませんでした。


2025年10月|関連画像の導入
素材数が増えてくるにつれ、「この素材の次に、何を見ればいいのか」が分かりにくくなってきました。
一覧から一つ素材を開いても、そこで閲覧が止まってしまう。
それは、素材サイトとしてもったいない状態でした。
そこで導入したのが、関連画像の表示です。
- 同じモチーフ
- 同じテイスト
- 組み合わせやすい素材
を、自動的に表示する仕組みにしました。
2025年10月|ベクター画像を作成し始める
このタイミングでベクター画像を作り始めた理由は、とても単純です。
使う人に、好きな解像度で使ってもらいたかったからです。
資料用の小さな画像として使いたい人もいれば、大きく表示したい人、印刷に使いたい人もいます。用途は人それぞれなのに、解像度をこちらで固定してしまうのは不親切だと感じました。
PNG画像は、ある程度までは問題ありませんが、拡大すればどうしても劣化します。
「もう少し大きく使いたい」という場面で、使うのを諦めてしまうこともあります。
それを避けたかったのです。
ベクター画像であれば、
- 小さくも大きくも使える
- 画質を気にしなくていい
- 印刷用途にも対応できる
- 色の変更もできる
特別な編集をしなくても、用途に合わせて使える自由度があります。
この時点では、素材の組み合わせ機能については、思いついていませんでした。

2025年10月|組み合わせと投稿機能の導入
単体素材を作ったあと、自分で他の素材と組み合わせて、一枚の絵にして公開する、ということを繰り返していました。
組み合わせることで、素材は急に「使われる前提の絵」になります。単体では見えなかった表情や、物語のようなものも生まれました。

ただ、その作業を続けるうちに、ある違和感を覚えるようになります。
これは、本来ユーザーがやった方が楽しいのではないかということです。
自分が組み合わせ例を用意するよりも、使う人自身が、「これとこれを組み合わせたらどうなるだろう」と考える方が、素材としての可能性は広がります。
そこで、組み合わせた状態を完成形として提供するのではなく、組み合わせる余地を残したまま渡すという方向に考え方を変えました。
そして、「だったら、最初からユーザーが組み合わせられる場所を作ろう」という発想につながります。
この考えが、後の組み合わせ機能、そして投稿機能の導入につながっていきました。
素材を作る側が主役ではなく、使う人が主役になる構造を目指すようになった、大きな転換点です。
別のツールを立ち上げなくても、素材を選び、並べて、試せる。
その体験を、このサイトの中で完結させたかったのです。
こうして、組み合わせ機能を導入しました。
- 素材を選んで配置する
- サイズや位置を調整する
- 重ね順を変える
まずは、最低限の操作だけに絞りました。
そして同時に、投稿機能も追加しました。
自分だけが組み合わせて終わるのではなく、他の人の使い方を見たり、その作品をさらにカスタマイズしたり、素材の可能性が広がると考えたからです。
- こんな組み合わせ方がある
- こういう場面で使える
- 自分では思いつかなかった使い方
- さらに、この作品をもとにカスタマイズする
それらが、自然に蓄積されていく場を目指しました。
この時点で、このサイトは単なる素材置き場ではなく、使い方やお話が集まる場所へと変わり始めました。


